出会い系の口コミ評価情報には、出会えるサイトほど口コミが少なく、反対に、あまり会えないサイトほど口コミが多くなりやすいという特徴があります。あまり出会えない出会い系サイトは援デリなどの悪質業者に関する口コミ情報など悪い評判や体験談が多くなりやすいので、口コミの多さは優良か悪質かを見分ける基準にもなります。
悪質な利用者が多い出会い系ほど口コミが多くなる
実体験と照らし合わせても言えることですが、口コミ評価情報が多く寄せられているサイトを見てみると、悪質な女性利用者が多いという特徴があります。たとえば、YYC(ワイワイシー)やJメールといったサイトについては内容を見てもらえれば分かる通り、非常に多くの悪質な女性利用者についての情報が投稿されています。特に、キャッシュバッカーと援デリ業者に騙された体験をしている人が多いです。これは、このサイトのスタッフがサイトを体験した際にも感じたことでもあります。
口コミ情報が少ない出会い系の特徴
それに対して、口コミ情報がさほど多く集まっていない出会い系サイトには比較的ネット上の評判も含めて優良なサイトが多い傾向があるように思います。たとえば、ワクワクメールやハッピーメールなどのサイトはこのサイトでも高めに評価していますし、ネット上の情報を調べてみても比較的優良とされていたり、出会えるという評価が高いのが特徴です。
つまり、一般的には口コミ情報が多く寄せられるほど人気があるサービスというイメージがありますが、出会い系サイトに関しては反対の傾向があるとも言えそうだということです。
口コミ情報の取扱いの難しさ
このサイトはご存じのように、出会える出会い系サイトの口コミ評価情報を利用者同士で共有することを目的としています。体験者から日々投稿される口コミ評価情報の中には“サクラしかおらず悪質極まりない”という趣旨の情報もあります。そういった内容の口コミを投稿する方からすれば、それがその人にとっての“事実”である以上、その内容を否定することはできませんが、たとえ、サクラしかいないと評価されたとしてもサイトによっては出会える場合があるのも事実です。
ある人にとってはそれが事実だとしても他の人にとっては事実ではないという場合があるのが口コミ情報です。ですから、ひとつの意見だけをそのまま鵜呑みにすることはできません。特に、Amazonにおけるレビューのように一つの商品に対する口コミ情報と違って、出会い系サイトは評価をする対象である“サイトでの体験”の内容が人にってまったく違うので、一つの情報だけを見てそれがそのサイトの正確な実態と考えることができないのです。
このことが出会い系サイトの口コミ情報の取扱いの難しい部分です。
つまり、端的に言えば、一人の人にとっての“事実”がサイトの“真実”を言い表しているとは限らないということです。
投稿される口コミ情報は、いずれも出会い系サイト体験者によるその人の経験した事実を表していますが、それはそのサイトの一面を切り取った断片的な情報でしかないというわけです。ある人がサクラしかいないと評価したとしても人によっては出会える場合がある[注1]というのも出会い系の口コミ情報に見られる特徴です。サイトの使い方が悪いせいで女性と出会えない場合もあるので、出会えないという評価と出会えるという評価が混在する可能性は十分にあることです。
※注1 出会える出会い系に限った話です。悪質なサイトではサクラがいないと評価されている場合出会えることはないので注意しましょう。
サクラ出会い系の広告を売り込むための偽のクチコミ
出会い系サイトに関する口コミ情報を取り扱う難しさは、情報そのものの評価が難しいこと以外にも、内容が操作された虚偽のクチコミも多く存在することにもあります。
サクラ出会い系の広告ばかりが蔓延する実態
検索して表示されるような出会い系の情報サイトは、ほとんどが偽の情報を配信している悪質なものばかりです。それらのサイトは、サクラ出会い系への誘導を目的としているためですが、なぜサクラ出会い系などの詐欺サイトを礼賛するような虚偽の情報ばかりを提供するのかと言えば、それは、サクラ出会い系へとユーザーと誘導し登録させることによって得られる報酬が高いためです。
このサイトが口コミや評価の対象としているサクラがいない優良な出会い系サイトは、基本的にすべて有料制です。それに加えて場合によっては携帯番号の登録なども必要になります。そのため、出会い系の実態を知らない人にとっては登録に対する抵抗が強く避けられる傾向も実はあります。
それに対して、サクラ行為などをはたらく悪質な詐欺出会い系に関しては、フリーメールだけで登録できて、しかも無料で利用できるなどど謳うため正確な知識を持たないユーザーを騙しやすいという面があります。つまり、それだけたくさんの人を登録させ、それによって得られる報酬の額が多くなりやすいという面があることが、出会い系サイトの情報を配信するサイト管理者に、虚偽の情報を配信することを選ばせる要因になっているのです。
このことは、一般的には信頼できる情報と考えられることの多い、口コミ情報についても当てはまります。残念ながら出会い系の口コミ情報を扱うサイトについてもサクラ出会い系との提携によって、不正確な情報ばかりを流すサイトが非常に多いというのが実態です。
操作されることが多い出会い系の口コミ情報
口コミ情報は信頼性が高いと評価されることが多いですが、中には信頼できない口コミ情報サイトもあるので注意が必要です。出会い系サイトの口コミ情報について言えるのは、そのサイトの広告主となっているサイトの意向やその関係性によってユーザーから投稿された情報が削除されたり、勝手に修正されたりするなど操作されることが多いということです。また、サクラ行為などの詐欺的な出会い系業者を広告主となっている偽の口コミ情報を配信する悪質な情報サイトも決して少なくありません。
これには、どちらかと言えば悪質なサイトの方が断然多いという出会い系サイト独特の事情も大きく影響しています。
実態は、登録者をサクラ詐欺によって騙しているというような悪質としか評価できないような出会い系サイトの広告を掲載しているという都合上、そのサイトをユーザーに売り込むためにあたかも優良であるかのように見せかける口コミ情報サイトも非常に多く、管理者自身が根拠ない自作自演の口コミ情報を大量に投稿し、本当のユーザーからの悪評などは投稿されても掲載しないなどの措置を取るなどしてユーザーを騙す行為が横行しています。
たとえば、あるひとつのサクラ出会い系サイトに対して、被害に遭ったユーザーがマイナス評価の口コミ情報を投稿したとします。通常のまともな口コミ情報であれば、それらは当然ユーザーから寄せられた口コミ情報として表示されるわけですが、出会い系の悪質な口コミ情報サイトの場合はそうではありません。そのサイトにユーザーを誘導し報酬を得るために、マイナスの評判につながる口コミなどはすべて削除されるか、または投稿しても掲載されること自体がないのです。こういった仕組み以外にも、口コミ情報は操作しないまでもサイト内に掲載する広告においては、サクラ出会い系を平然と紹介するなどという辻褄の合わない行為を行っているサイトも非常に多くあるというのが実態なのです。
したがって、『口コミ情報=信頼できる正確な情報』という考え方は当てはまらないこともあると理解した上で、出会い系サイトの口コミ情報を取り扱う際には、騙されないために、その情報が本当に正確なものか、サイト管理者の都合によって改ざんされている可能性はないかなどについて注意深く情報を評価することが重要です。
また、本当にサイト体験者からの口コミ情報しか扱っていないサイトであったとしても、情報のひとつひとつをすべて鵜呑みにしないということも大切になります。体験者から寄せられる口コミ情報には、内容がまったく正反対のものも少なくありません。出会い系サイトでの出会いが体験する人によって全然異なる可能性があるということを踏まえるとそれは当然なのですが、だからこそ、ひとつひとつの口コミ情報を鵜呑みにしてしまうと判断を誤る可能性もあるということです。
口コミ情報を投稿した人のサイトの使い方はどうたったのか、どういう意図をもって情報が投稿されているのかなどの背景にも思考を巡らせて、できるだけその真意を読み取るような姿勢で取り扱うことが詐欺的な口コミ情報から身を守るためにも、情報を正確に利用するためにも必要だということを忘れないようにしましょう。
口コミ情報を賢く活用するためのポイント
残念ながら、出会い系サイトは飲食店や商品、サービスに対する口コミ・レビューと異なり、利用者が悪質なユーザーによって騙されてしまい、いい体験ができないという負の側面があります。そのことによって、マイナス評価の口コミ情報がサイトによってはどうしても多くなってしまいがちです。
したがって、口コミ情報を手掛かりに出会い系サイトを選ぶ際には、レビューの数が多いことがサイトの優良度合を示すわけでは必ずしもないということ、むしろ、悪評が少ない分レビューの総数が少ないサイトほど優良であるとも考えられるということを念頭に比較・検討するのも出会える可能性を高めるために有効だと言えそうです。
また、出会い系サイトの口コミ評価情報をうまく活用するためには、一つの情報だけを頼りにしないということ、甲乙両方の意見を参考にすること、そして最終的には真実は自分の目で確かめる必要があるということを理解しておくことが大切です。いい評価だけを信じて出会い系を利用したとしてもそれが自分に当てはまるかどうかは分かりませんし、その逆もまた然りです。
結局のところ、出会い系サイトでの体験というのは、体験者によって千差万別であるので口コミ情報を100%信用しきるのではなく、あくまで参考情報として取り扱うという姿勢が望ましいと言えるでしょう。