ハッピーメールやPCMAX、YYC(ワイワイシー)などの出会い系に潜む援交斡旋業者(通称:援デリ)の実態とは?待ち合わせ場所に派遣されてくる女性の実態や未成年が性犯罪に巻き込まれる危険性について、被害に遭った体験者の口コミや体験談を元に解説しています。
援デリ業者に騙される男性が多い実態とその理由
ハッピーメールやPCMAX(PCマックス)、YYC(ワイワイシー)などの出会える系の出会い系サイト、出会い系アプリには、俗に「援デリ」と呼ばれる売春斡旋業者が少なからず登録しています。これらの大手の出会い系では、援デリ業者の誘いに釣られてしまい被害に遭う男性が後を絶ちません。
このサイトに投稿されている、それぞれの出会い系体験者からの口コミ・体験談にも援デリ業者に釣られてしまい被害に遭った男性からの口コミ情報は多いです。
援デリ業者に騙される男性が多い最大の理由は、出会い系に登録する男性のほとんどが手軽にセックスできる女性と出会うことを目的にしているためです。そのような男性には、お金と引き換えに女性と体の関係を持つ、いわゆる“割り切り”で会おうとする人も多くいるので、援助交際相手を探す女性のふりをして会おうと誘ってくる援デリ業者にいとも簡単に騙されてしまうのです。
援デリの危険性と会ってはいけない理由
援デリ業者の誘いに応じて待ち合わせをして会う男性の中には、相手が業者であることを薄々分かっていながらもデリヘル感覚で気軽に会って関係を持ってしまう人もいるようですが、援デリ業者の誘いに応じて派遣されてくる女性と出会うのはとても危険で絶対に誘いに応じてはいけません。
単に、出会い系のプロフィールとは似ても似つかない別人の“デブ”や“ブス”、あるいは“メンヘラ”の女性が来る「プロフ詐欺」で騙されるだけでは済まないためです。
18歳未満の未成年を性犯罪に巻き込む危険性
出会い系やマッチングアプリを使って客を捕まえている援デリ業者の中には、家出中の少女などの宿泊先がない未成年女性、いわゆる「神待ち」少女をスカウトし売春させる悪徳業者もいます。
出会い系サイトで援助交際をあっせんする、いわゆる「援デリ」業者が逮捕された。
逮捕された無職の菊地莉沙容疑者(26)と、自称・塗装工の宮本龍尚容疑者(21)の2人は、2018年12月、神奈川・秦野市のホテルで、当時16歳の女子高生を派遣し、29歳の男を相手に売春をさせた疑いが持たれている。
菊地容疑者は、女子高生をSNSで勧誘し、「客から年齢を聞かれたら19歳と答えること」などと指示して売春をさせていて、2018年8月から12月までの間に、50人ぐらいの客を出会い系サイトで集めていた。
- ※引用元
“援デリ”業者の男女逮捕 16歳女子高生に「19歳と答えろ」 – FNN.jpプライムオンライン
この事件に関してはたまたま表ざたになりましたが、同様に18歳未満の少女が強制的に援デリで売春に従事させられているケースは、他にも無数にあると推定されます。
当たり前ですが、18歳未満の少年少女は性犯罪などから守るべき存在であり、援デリなどという性犯罪に巻き込むの決して許されることではありませんし、万が一18歳未満の少女と会い買春行為に及んだ場合は、自分も犯罪者になり得るリスクがあるのです。
美人局など犯罪被害に遭う危険性がある
援デリ業者と会ってしまうと、会った女性に財布からお金を盗まれるなどの犯罪被害に遭う危険性もあります。
このような事例は決して珍しくなく、時には美人局のようなより凶悪で危険な犯罪被害に遭う危険性もあるのです。
梅毒などの性病をうつされるリスクがある
援デリ業者が待ち合わせ場所に派遣する女性は、基本的に性病検査を受けていない(業者に受けさせてもらっていない)人ばかりですし、日々複数の男性と体の関係を持っている人ばかりなので性病に罹っている可能性が高いです。
この口コミ・体験談にあるようなケースは決して稀な事例ではありません。近年では、20代~30代を中心に梅毒が爆発的蔓延していることが問題となっており、出会い系アプリが梅毒をはじめとした性病が蔓延する温床となっているのではないかという指摘もあるのです。
実は、梅毒の急増に関係していると考えられているのが、SNS上でもよく広告を目にする「マッチングアプリ」や「出会い系アプリ」だ。
そのことを示唆する研究を、帝京大学ちば総合医療センター産婦人科の鈴木陽介医師が実施している。研究では、都道府県別に、ある3つの出会い系アプリの人口あたりの利用率と、人口あたり新規梅毒発症者数との相関関係を調べている。
すると驚くべきことに、各々の出会い系アプリの利用率が高いところでは、梅毒の患者も多くなるという、「相関関係」が見られたのである
素人の女性相手であればまだしも、不特定多数とのSEXが常態化している援デリ嬢と会って関係を持つことによって性病をうつされる危険性は、はるかに高いです。
業者をのさばらせる要因になる
そして、何よりも大きな問題は、援デリ業者の誘いに応じて会ってしまうと、それがさらに業者を出会い系内にのさばらせる大きな要因となるということです。
援デリ業者にとって簡単に客を捕まえられるとなれば、出会い系の利用価値は高いということになるので、さらに出会い系サイトや出会い系アプリが援デリ業者に悪用されるという悪循環を招いてしまうのです。
援デリの女性を見極めるポイント
援デリ業者を見極めて釣られないための最大のポイントは、「ホ別2」などの金銭を要求してくる女性とは決して会わないということです。
援デリ業者は、会う前のメールやラインのやり取りで必ず会う条件として「ホテル代と別に2万円お願いします」などとお金を要求してきます。
ときには、「最初だけ2万円保証金として預けて下さい。2回目からはホテル代として使いましょう。」と、業者と思われないための言い回しをしてくる場合もありますが、いずれにしても必ずお金を要求してくることに違いはありません。
そのような女性の中には、一部割り切り・援助目的の素人女性もいますが、基本的にほとんどすべて援デリ業者なので、金銭要求の女性を完全無視して決して会わなければ被害に遭うことはないです。
男性側が業者の誘いや求めに一切応じなければ業者は自然と淘汰されていくことになるので、甘い誘い文句に釣られることがないようにしましょう。